「戦い」はリングの中だけでいい〜ウクライナ侵攻から見る世界ボクシング界

まいど。ファンクラ編集部お酒と格闘技担当のブロンソンです…

今回はウクライナ侵攻によるボクシング界への影響の話題を。

ウクライナのボクサーが次々と戦争へ——

軍服に肩からライフル銃——。筆者のブログでも以前取り上げた、「ボクシング史上最高傑作」と評される元3階級王者ワシル・ロマチェンコの衝撃的な写真が世界に発信されました。
母国ウクライナをロシアの軍事侵攻から守るために領土防衛軍に入隊したとのこと…

もう一人のウクライナのビッグネーム、現ヘビー級3団体統一王者のオレクサンドル・ウシクもロマチェンコと同じように領土防衛隊に志願…ウシクは自らのSNSで妻や子ども、祖母が地下室に隠れていると明かし、ロシアのプーチン大統領に戦争をやめるように訴えています。

ロマチェンコは6月にオーストラリアで世界ライト級4団体王者 ジョージ・カンボソス Jr.、ウシクも同時期にアンソニー・ジョシュアとの再戦が決まっていたのに…
早く平和が訪れて、リングに戻って来て欲しいです。

ウクライナの英雄も

さらには、ロシアのプーチン大統領が同盟国の軍事会社「ワグナーグループ」の部隊を首都キエフに送り込んで、ウクライナのウォロディミル・ゼンレンスキー大統領をはじめ要人23人の暗殺を計画してるとか。https://japanese.joins.com/JArticle/288325

その中にはキエフ市長の兄ビタリと、予備軍に入隊した弟ウラジミールのクリチコ兄弟の名前があるとの報道も…

二人はウクライナの英雄で、元プロボクシング世界ヘビー級王者。兄弟はロシア侵攻に対していち早く「他に選択肢はない。戦う」と表明してニュースになっています。
暗殺部隊って…

ボクシング界もウクライナ侵攻へ抗議

プロボクシングを統括するメジャー4団体(WBA、WBC、IBF、WBO)は2月26日、ロシアで行われるいかなるタイトルマッチも承認しないという共同声明を発表。ロシアのウクライナ侵攻に足並みをそろえて抗議した。状況は刻一刻と動き、戦争がいつ終わるのか、見通しは立っていない。

クリチコ兄弟が無事に生き延びること、そしてロマチェンコ、ウシクが一日も早くリングに戻れるよう願います。
「戦い」はリングの中だけでいい。

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