パウンドフォーパウンド最強の男、4団体統一に成功!

まいど。ファンクラ編集部お酒と格闘技担当のブロンソンです♪

今回も注目のボクシングの試合からお届けします。

2021年11月6日(日本時間7日)に「カネロ」の愛称で世界的人気のあるボクシング3団体(WBAスーパー、WBC、WBO)統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(メキシコ)と、IBF世界同級王者カレブ・プラント(米)との4団体統一戦がラスベガスで行われました。

サウル・アルバレスとは?

日本でも注目の井上尚弥選手が2位にランク付けされた事でも知られる、階級を超えた格付けランク「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」で1位に君臨するのが「カネロ」サウル・アルバレス選手。

通称である「カネロ」とはスペイン語でシナモンを意味し、アルバレス選手の髪の毛が赤毛な事から由来している。

スーパーウェルター級からミドル、スーパーミドル、ライトヘビーの4階級を制し、11/6現在スーパーミドル級3団体のベルトと、WBCミドル級フランチャイズ王者を同時で保有している。56勝1敗2引き分け (38KO) の1敗は那須川天心選手とのエキジビションで日本でも注目されたフロイド・メイウェザー選手によるもので、名実ともに現在世界No.1のボクサーです。

戦前予想は

スーパーミドル級初の4団体統一戦という事もあり、試合前から大注目だったこの一戦。
フェイスオフでは睨み合いからカネロがプラントを突き飛ばし、両陣営入り乱れての乱闘騒ぎとなりました。

フェイスオフでの大乱闘

大方の予想はカネロの有利、オッズも1対7と大差を付けてカネロ勝利が優勢となっていました。

ファイトマネーも企画外

世界中が注目する4団体統一戦、ましてやカネロの試合となるとファイトマネーも企画外。カネロはキャリア最高の4千万ドル(約44億円)以上、プラントもこれまでの最高報酬を大きく上回る1千万ドル(約11億円)以上のスーパーミドル級史上最高のビッグマッチとなった。

試合展開

序盤はプラントが左ジャブを多用し、カネロのプレッシャーを封じ込む。
メイウェザーのように肩を起点に相手のパンチを殺し、戦前の予想を覆す様な試合展開を見せる。

4Rに入るとカネロが積極的に距離を詰めて強打を放つ。有効打は少ないものの、左フックやボディ打ちなど多彩な攻めを見せる。

中盤に入るとカネロがさらにギアを上げる。強引ながらも有効打が当たり始め、プラントもボディが効き始めたのか疲労の色が見え始める。

10Rに入り、プラントが左ジャブで先制するもカネロがプレッシャーをかけて前へ出続ける。左のアッパー気味のフックもヒット。
11R、カネロプラントをロープへ追い詰めると左フックをテンプルに決め、右アッパー、左フックと連打でダウン。何とか立ち上がったプラントに最後は6連打を浴びせてのKO勝利!

11RのKOシーン

史上7人目の4団体統一

スーパーミドル級ウォーズをカネロが制し、Sミドル級、メキシコ人としても初の4団体統一、史上7人目の4団体統一王者となった。
ボクシング界一のスーパースター「カネロ」、31歳と年齢的にも実力的にも最高潮を迎えたのではないでしょうか?
今後のカネロの活躍にも注目したいです。

やはり統一戦は見応えも、緊張感も違います。
日本でも井上尚弥選手がバンタム級で4団体統一を狙っていますし、統一できるだけの実力もあると思います。
日本人選手の4団体統一もいつか見てみたいですね。では!

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