SF好きキャバ嬢と必ず盛り上がれる傑作SF小説「三体」を解説してみる

まいど。ファンクラ編集部お酒と格闘技担当のブロンソンです♪

読書が趣味の女性って知的に感じちゃいませんか?
もちろんキャバ嬢さんの中にも読書が好きって女の子もたくさんいます。

例えば美人茶屋ミナミの「りりあ」ちゃん。

特にSF小説や、宇宙に関する書籍を読み漁っているとか。
宇宙人LOVEな「りりあ」ちゃんの詳細を知りたければ、キャバクラ警察の記事をじっくり読んでくださいね。

今回はSFや宇宙人が大好きな「りりあ」ちゃんと盛り上がれる事間違いなしの書籍をご紹介!!

SF小説の最高峰

紹介するのは、2022年現在、全世界3000万人近くに読まれ、SF小説の傑作と呼ばれる「三体」。

劉慈欣(りゅうじきん、リウ・ツーシン)により2008年に発表された同作は、世界でもっとも権威あるSF賞のヒューゴー賞をアジア人で初めて受賞。バラク・オバマ前大統領やFacebookのマーク・ザッカーバーグなど、各界の著名人も愛読者であることを公言しています。
ちなみに筆者もハードカバーの帯に掲載された、名だたるメンバーの絶賛のコメントを見て購入を決めました。

その魅力

「三体」は全3部作。日本では「三体」、「三体II:黒暗森林」(上下巻)、「三体III:死神永生」(上下巻)の全5巻発行されています。

第一部「三体」は大きく言うと、異星文明との最初の接触(ファーストコンタクト)と、地球への異星文明の侵略に抵抗する戦いの物語。
よくある設定と思われるかもしれませんが、独創的かつ、科学的根拠に基づいた壮大な世界観、宇宙観で物語は進みます。
例えば、「三体人」による「三体艦隊」が地球に到達するのは四百数十年後。もちろんワープなんて出来ません。「三体人」は地球に到達するまでの間に、陽子レベルの超小型コンピューター「智子(ちし)」で地球人の科学発展を遮ったり、地球人の言動を全て監視します。(陽子レベルのサイズになると光速で飛ばすことが可能になるんだそうです。なので三体人地球到達に先立って「智子」が送られて来ます)
また、高度に進化した「三体人」は言語ではなく思考でコミュニケートするため、嘘や欺瞞といった事が出来ない。人類は「三体人」の監視の元、様々な戦略、思考で4世紀半に渡り「三体文明」と対峙していく事になります。

第二部「三体II:黒暗森林」は「三体人」の監視を打開すべく、全世界から選ばれた特定の個人に、三体艦隊から地球を守る作戦を考えさせ、その真意や目的を明かす事なく作戦を遂行していく「面壁計画(ウォールフェイサー・プロジェクト)」をメインに描かれています。
副題である「黒暗森林」は主人公「羅輯(らしゅう)」の面壁計画のキーワードでもあり、フェルミのパラドックス(数学的に考えて、地球外文明が存在する可能性が極めて高いにもかかわらず、地球人はそのような文明とは接触していないという矛盾)に対する著者の答えとして、今や世界中で「宇宙真理」の一つと捉えられています。「黒暗森林」の考え方は個人的にも非常に面白かったです!

第三部「三体III:死神永生」は、「面壁計画」による「三体人による地球侵略」の抑止と、その抑止が崩壊した後の世界が描かれます。地球滅亡までのタイムリミットが迫る中、人類を守る安全装置の解明を急ぐ様子が描かれています。
前2部作を凌ぐ、時空を超えて、次元を超越した壮大なスケールに圧倒されます。ラストは必見。

実は緻密な人間ドラマ

少々ネタバレしますが、「三体」三部作において、地球人と「三体人」は本当の意味で接触する事はありません。(1名物語上例外を含みますが)それどころか「三体人」が登場する事も、その姿が描かれる事もありません。

宇宙戦争を題材にした壮大な人間ドラマであり、人類史観とも言えるんじゃないかなと思います。「三体II:黒暗森林」と「三体III:死神永生」で描かれる「黒暗森林抑止」はそのまま人類の「核による戦争抑止」の象徴だと言えますし、危機が迫った時の人間の反応や、四世紀半という時間の中で危機意識が薄れていったり、人間が堕落していく様子など、「人間」の姿が描かれた傑作SF小説と言ってもいいんじゃないでしょうか。

Netfilxでドラマ化も決定

今後様々なメディアミックスも決定している本作。
Netflixでドラマ化も決定しており、ハリウッド版キャストも既に決定しています。
https://theriver.jp/3-body-problem-cast-announce/

本国中国でも先行してドラマ配信される様で、既に公式予告編が公開されています。

非常に面白いSF小説なので、興味を持った方は是非読んでみてほしいです。
読んでその世界観を美人茶屋ミナミ「りりあ」ちゃんと、楽しく語り合うのもアリかも?では!

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