まいど。ファンクラ編集部お酒と格闘技担当のブロンソンです♪
さてさて今回は筆者が一番大好きなスポーツ、ボクシングからの話題です。
さる2021年5月29日(日本時間30日)にノルディ・ウーバーリ(仏)とノニト・ドネア(比)によるWBC世界バンタム級タイトルマッチが行われました。
筆者もwowowで観戦したので、その感想と今後のバンタム級ボクシング界の展開について少し記事にしたいと思います。
戦前予想
ドネアといえば2019年11月7日のWBSS(ワールドボクシングスーパーシリーズ)での井上尚弥選手との激戦を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
5階級制覇を成し遂げたスーパーチャンピオンですが、38歳という高齢もあり戦前予想ではドネア不利と見る人が多かった様です。
対するウーバーリはWBSSと同日に、井上尚弥選手の弟拓真選手とのWBC世界バンタム級王座統一戦に完勝した34歳の実力派です。井上尚弥選手も元オリンピアンで17戦全勝のウーバーリ勝利を予想していました。
ドネア強ぇ!!!
試合開始。1R、2Rはお互い様子見に終始するも、手数の多いウーバーリがやや優勢。
3R。ドネアのカウンターの左フックのタイミングが合い始める。打ち終わりを狙い強打でダウンを奪うと、終了のゴングと同時に左フックを炸裂させて2度目のダウン。
このパンチは衝撃でした。頭から崩れ落ちながらもなんとか立ち上がったウーバーリ。その瞬間の動画がこちら↓
そして4回。最後はドネアが左フックとトドメの左アッパーで3度目のダウンを奪うと、レフェリーがすぐに試合をストップ。
井上選手も試合直後に思わずこのツイート。
井上尚弥とのリマッチは実現するか?
現在バンタム級ではWBC王者のドネア選手、WBAスーパー、IBF王者の井上選手、WBO王者のジョンリエル・カシメロ(比)、WBA正規王者のジェルモ・リゴンドー(キューバ)がいます。
6月19日(日本時間20日)には井上選手はIBF1位のマイケル・ダスマリナス(比)と対戦を控えています。著者も非常に楽しみにしている井上選手ラスベガス進出第二戦ですが、ダスマリナス選手は2019年に井上選手の弟拓真選手のスパーリングパートナーとして来日経験もあり、井上選手には圧勝を期待。圧倒的なKOをしてくれると思います。
そして8月14日にはカシメロ選手とリゴンドー選手のWBO、WBA王者統一戦があります。勢いに乗る強打者カシメロと2度のオリンピック金メダルに輝いた元スーパーバンタム級の絶対王者リゴンドーによる試合はどうなるか?筆者はテクニックに勝るリゴンドーがいつもの省エネ・安全策で勝利するのではないかと予想します。39歳と高齢のリゴンドーですが、カシメロ選手の大振りのパンチが当たるかは疑問です。
どちらにせよこの試合の勝者がおそらくドネアとの統一戦、そしてその勝者が井上選手との4団体統一戦と繋がっていくかと思います。
早ければ来年の春頃には実現されるかもしれない?ボクシング史上でも未だ五人しか達成していない4団体統一戦。めちゃめちゃ楽しみです。ワクワク。