玄関前にクワガタ!?それってストーカーの罠かも! 

進化する空き巣・ストーカーの手口とは

なにか非日常な出来事が起きた際や、何かレアものを見つけた時には、SNSにもシェアしてる人も多いんじゃないでしょうか。

手軽に情報を発信できるツールとして
TwitterやInstagram、Facebookを筆頭に、SNSを利用する方々が増加していますよね。

そんな心理を利用して、空き巣かストーカー達の手口も進化しているそうです。
今回は実際に被害にあった事例と、予防策についてまとめてみました。

実際の被害

手口として、被害者が自宅へ帰宅すると、玄関先にクワガタや珍しい生き物がいるというもの。
おもわず遭遇したレアな生き物の写真を撮りSNSに投稿。その投稿を[玄関 クワガタ]など、あまり普段の生活では見かけることが少ない組み合わせのキーワードを検索で確認した犯人が、投稿時間から出勤/帰宅時間を割り出します。

そして家主が不在の時間を見計らい空き巣を実行しました。空き巣であれば犯行は一目瞭然ですが、ストーカーの場合、カメラの設置や私物の盗難等、なかなかすぐに気付き辛い行為を行う可能性もあります。

このような方法で実際に犯行が行われたのが、Twitterに投稿され話題となった盗難事件ツイート。
この件では、2020年11月4日、総額400万円ほどのコレクションやブランド品の空き巣被害があったと投稿されています。

さらに同年11月9日には別の方が、総額1億円トレーディングカードやブランド品、現金、骨董品などの被害にあったと投稿していました。※現在ご本人のツイートは削除されていました

滝沢ガレソ🌈🌱 on Twitter: “11/4に高額トレカなど総額400万円超の空き巣被害にあった方がバズっていますが、11/9には別の方が総額1億円超の空き巣被害に遭っています<手口>・自宅を特定・家の前にカエルやクワガタなど、家主が思わずツイートしたくなるものを置く・ツイートから家主の帰宅時間を特定し安全な時間帯に犯行 pic.twitter.com/RZPliU4J7m / Twitter”

11/4に高額トレカなど総額400万円超の空き巣被害にあった方がバズっていますが、11/9には別の方が総額1億円超の空き巣被害に遭っています<手口>・自宅を特定・家の前にカエルやクワガタなど、家主が思わずツイートしたくなるものを置く・ツイートから家主の帰宅時間を特定し安全な時間帯に犯行 pic.twitter.com/RZPliU4J7m

今までの空き巣といえば、目視でターゲットの帰宅時間を調べるようなリサーチが一般的でした。しかし現代は、SNSを活用した思わず投稿したくなってしまうターゲットの心理を巧妙に利用した手法が取られるようになりました。

そもそも、なぜクワガタを使うの?

今回のケースですと変わった生き物をおいて、それを投稿させようとした場合

・特定外来種・哺乳類・爬虫類などでは設置しただけで罪に問われるリスクがある
→ホームセンターでも売っているような昆虫類は罪に問われづらい

・誰でも知っていて不快感のない生き物であること
→投稿者が名前がわからなければそもそも投稿されない(調べるのに時間がかかる)
→SNSに投稿しても注目されないような対象では意味がない

・移動しない生き物であること
→設置後 家主が玄関の出入りをする前に移動してしまっては意味がない
※クワガタは羽こそあれど、ほぼ飛ばず大きく移動することは少ない

・飼育しやすい・購入しやすい生き物であること
→レアな生き物とはいえ、値段が高価すぎては設置コストが高すぎる
※クワガタは1500円~数万円まで幅広く年中販売されている

・カブトムシを使わない理由は?
→カブトムシは寒さに弱く寿命が1年、クワガタムシは寒さに強く2年~5年ほど生きるので飼育/繁殖も用意

・少し季節ハズレの生き物であること
※クワガタは種類にもよるが、7月~9月が活発な活動時期
※ほぼ樹木の近くから移動することはなく、都市部で天然物が現れるのは稀

できる対策は?

多くの人がSNSで気軽に生活を共有し、楽しむことで新たな流行りが生まれているのも事実です。
一昔前では難しかった一個人がSNSによって注目されることで、一気に芸能人のような注目を浴びたり人気者になれる便利な面もあるが、一方でリスクもあります。

行きつけの店や自宅の窓からの景色、周囲の建物の外観など、不用意な投稿から、自宅などが特定される恐れがあります。投稿内に書き込まれた固有名詞で地域を絞り、投稿した写真への映り込みから場所を特定することは難しくありません。

芸能人の方たちは、リアルタイムでどこにいるのか投稿はせずに、数日前の写真をアップしたり、あえてフェイクの情報を織り交ぜることで自衛手段をとっているそうです。

今回のケースのように、どこからか飛んできたのかもしれないと思わせたり、偶然性を装うことで更にレア感を煽り(すぐにみんなに教えなきゃ!)という心理をついた手口も出回り初めているので、気軽に「出来事を共有する」前に、投稿する写真に個人情報につながるようなものが写っていないか等をチェックすることで、リスクを下げSNSを活用してみてはいかがでしょうか。