ようやく長い旅路を終え、目当てだった光輝く神秘なる岩「ゴールデンロックを」見ることができた我々。
気まぐれアジア旅 全話
だが、ミャンマーにはまだまだ面白い場所、文化がある。
その一つがシュエダゴン・パゴダ
“シュエ”とは黄金を意味し、その名の通り外観は金箔で覆われ、
豪華絢爛の寺院にして、ミャンマー最大の聖地でもある。
上がシュエダゴン・パゴダの入り口の一つ。
ちなみにこの寺院もゴールデンロックと同じく土足厳禁。裸足で入らなければならない。
意気揚々と中に入っていくと寺院には珍しいものが見えてきた。。
エスカレーターである。
まさかこんな近代的なものあるとは。。。
エスカレーターにも驚いたが、裸足でエスカレーターに乗るということがかなり新鮮に感じられた。
なんとも言えない不思議な感じである。
これは地味に皆さんも味わってほしい。意外となかなか経験できないことかもしれない。
そのまま、エスカレーターで上に行くと広場へと着いた。
多くの人たちで溢れ、観光客もさることながら、ミャンマーの人たちもたくさんいた。
敬けんな仏教国としても名高いミャンマーだけあって、多くの人たちがこの寺院に祈りに来ているのだろう。
そして、この広場に多くの仏像が祀られており、各々が祈りを捧げているのである。
どれも金色輝き、豪華絢爛であるのだが上の写真のではわかりにくいが、仏像が電飾で飾られている。
さらにモニターでは謎のCGの仏像が。。。
ここにも近代化の波が来ているのか。。。
ただ、やたら電飾がピカピカ光るので、まるでパチンコの台ように見えてしまった部分はあった。。。
これも文化の違いなのであろう。
そして、再びに広場に戻るとなぜか曜日が書かれている看板を見つけた。
上の写真には水曜日と書かれている。他にも全ての曜日が書かれた看板が一つずつある。
実は、これはミャンマーの伝統暦の曜日を表したものなのである。
ミャンマーの伝統暦は西暦と違い、8曜日あります。
水曜日が午前と午後に分かれ、8曜日となります。
その曜日には決まった方角、守護動物というものがあります。
ミャンマーではこの8曜日が基本的性格や運勢に影響を与えると考えられております。
自分が何曜日に生まれたかというのはミャンマー仏教徒にとって重要になり、多くの人が自分が何曜日生まれかが分かっています。
日本で血液型により性格や相性を見るように、ミャンマーでは生まれた曜日によって性格や相性を見たりと多くの人が8曜日占星術を頼りにしている人々もいます。
ちなみに8曜日のそれぞれの内容が以下の通りとなる。皆さんも一度、知ってみてはいいのではないでしょうか。
そういう8曜日の文化もあり、シュエダゴン・パゴダには曜日ごとの神様が祀られており、訪れた人は自分の曜日の神様に祈るのである。
ちなみに私の曜日は月曜日である。(上の写真の看板にはMondayと書かれている)
守護動物のトラがしっかりと祀られている。
この先に守護神が祀られている。
私も周りの人たちを見習い、これから先に幸せが訪れるよう、この曜日の神さまにしっかり祈るであった。
真剣に心をこめて祈りを捧げたのであったが、心を込めすぎて時間をかけすぎてしまったのか
足が痺れて5分ほど悶絶する羽目になった。。。祈りもほどほどにしないといけない。
痺れが治り、また広場に行くと辺りは暗くなり、周りの仏塔がライトアップされていた。
明るいときは違い、幻想的な雰囲気が出ており、不思議な気持ちへと誘われた。
そして、誰もが、この寺院の中央にある一番巨大な仏塔を見上げていた。
この仏塔群の中心にそびえる巨大仏塔は高さ100m。
ダイヤモンドやルビーで装飾され、先端にある風見鶏には
76カラットもののダイヤモンドが埋め込まれているとされている。
それもあるのか、この夜の姿の仏塔は圧巻ものであり、
私たちはしばらくこの仏塔から目を離せることができなかった。
たくさんの文化や景色などの見ることができたミャンマー最大の聖地。
このシュエダゴン・パゴダはどこを見ても心に刻まれるものばかりで
ミャンマー旅の中でも忘れられないものとなった。
ぜひ、皆さんも一度は訪れて体験してほしいものである。必ずいい経験となると思う。
つづく