こんにちは、ファンクラ編集部のamabieです。
皆さんはスーパー戦隊、何を見て育ちましたか?
私は「鳥人戦隊ジェットマン」です。バンチオブローゼス西中島のつばきちゃんがblogにジェットマンについて書いていたので、触発されました。
つばきちゃんとジェットマン話で盛り上がりたい方のためにまとめてみました。
鳥人戦隊ジェットマンってどんなヒーロー?
ジェットマンは1991年から1992年にテレ朝系列で放送されていたスーパー戦隊シリーズ作品です。
名前の通り、鳥を模したヒーローです。レッドホーク、ブラックコンドル、イエローオウル、ホワイトスワン、ブルースワローといった感じ。ジェットマンは戦隊ヒーローの歴史に残る作品と言っても過言ではないでしょう。今までの概念、常識、セオリーを壊し、お茶の間の少年少女を困惑(?)させました。
トレンディな戦隊ヒーロー?
ジェットマン最大の特徴は、戦隊ヒーローにトレンディドラマ要素を取り入れた点です。
ジェットマンの前作「地球戦隊ファイブマン」がとても視聴率が悪かったことを受けて、打開策としてトレンディドラマ要素を入れた、それがジェットマン!
どんな打開策だよ、と思われるかもしれませんが、1990年台といえばトレンディドラマ全盛期!トレンディドラマ見たさに、女性陣は早々に帰宅してテレビにかじりつく。繁華街から女性が消える!と言われるほどでした。
ジェットマンが放送されていた同時期のトレンディドラマといえば「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」「愛という名のもとに」「素顔のままで」エトセトラ。。。もうこのタイトルだけでお腹いっぱいになります。
ジェットマンにトレンディドラマ要素が取り入れられたというのも「時代性を反映した」ということで納得いただけたのではないかと思います。
では、どんなふうに取り入れたのか?
ブラックとイエローはホワイトが好き、でもホワイトはレッドが好き、レッドはかつての恋人が忘れられない。このかつての恋人というのが敵組織の幹部。そんな関係性でまともに戦えるのか?
当時の私がみていて印象的だったのは喫茶店でホワイトとブラックとレッドが話し合うシーンです。敵も襲って来なければ、事件も起きない。というより色恋沙汰でメンバー同士が揉めている。何だこりゃ。だめだこりゃ。誰かブルーにかまってやれ。こんな作品が受けるのか?
今までの常識を覆す数々のトレンディ演出。
しかし、多くの予想を裏切り人気作品となりました。
ブラックは死ぬシナリオだったのですが、人気が出過ぎて、「ブラックを死なせないで」という嘆願書が届くほどに。それを受けて最終的に死んだかどうかわからない結末に改変することになったそうです。
また、戦隊モノとしては異例の「マスク割れ」。戦闘の末にブラックのマスクが割れ、素顔がチラ見えするというシリーズ初の演出もありました。これが何ともかっこいい。初代タイガーマスクの佐山聡が小林邦明にマスクを剥がれた試合を想起させます。では、歴史的一戦をどうぞ。
ジェットマンに話を戻します。ブラックはかっこよかったですね。ギャンブルとサックスの演奏で生計を立てている25歳。ジャズバーでタバコとマッカランのストレート、愛車はスズキのTS200R。ブラックがかっこいいキャラになったのはジェットマン以降だと思います。
敵組織は内部抗争多発。結果的に敵幹部がジェットマンに味方する回もありました。
今までの戦隊モノのセオリーを壊しまくった作品と言えると思います。
男女が集まって戦ったり助け合ったりしているのに、何も無いわけがない!ということで生まれたジェットマン。しかし、「子供向け番組だろう!」という批判の声もあり、これ以降、戦隊モノに恋愛要素は抑えることになったそうです。
戦隊ヒーロー+トレンディ=ジェットマン
私たちの日常生活といえば毎日が戦いです。
通勤、通学、人間関係、家庭内トラブル。そんな戦いに何か違う要素を入れてみることで、今までとは全く違ったものが見えてくる。ジェットマンはそれを教えてくれました。
通勤にトレンディをプラス、通学にトレンディをプラス、人間関係にトレンディをプラス、家庭内トラブルにトレンディをプラス。ありがとうジェットマン。そして、さようなら。
Amazon prime videoでレンタル視聴することができます。是非ご覧ください。
そして、つばきちゃんと盛り上がってください。タイガーマスクの話をしてもキョトンとされるだけなので、ジェットマンの話でお願いします。
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