前回の続き、光輝く神秘なる岩を目指し、日本からはるばるミャンマーへやってきた我々。長旅の果てにようやく目当ての岩が我々の目の前にやってきたのであった。。。
前回→ミャンマー編⑧
気まぐれアジア旅 全話
ついに見つけた光輝く神秘なる岩・・・
その名もゴールデン・ロック!!!!!!
正式名称は「チャイティーヨー・パゴダ」
世界的にはゴールデン・ロックの愛称で知られている
標高1,101メートルの山頂に位置し、高さ6.7m、周囲は25.6m、重さ約560t。その石の上には約11mの仏塔がある。
あまりにも巨大な石がこんな山頂にあるのも不思議だが、
この石がもっとも不思議がられているのが・・・
なぜか落ちない・・・
断崖の端っこに鎮座し、今にも落ちそうな状況なのに
落ちない・・・
下から見たら、今にも自分に向かって落ちてきそうなぐらいである・・・
今にも落ちそうな不安定な状態で、なんと1000年以上も鎮座し、数度も大地震の際にも落ちることはなかったそうだ・・・
思わず、こんな写真撮りたくなるぐらい不思議なのである・・・
隣のおばさんの呆れた顔は無視して下さい・・・
なぜ、こんなことになっているのか調べてみると
この岩にはお釈迦様(仏陀)の神秘なる力が備わっているからだそうだ・・・
伝説によれば、お釈迦様の髪を隠し持っていた僧に王が聖髪を譲ってほしいと頼んだところ、僧が自分の帽子と同じ形の岩を探せば渡すと言ったため、王は帝釈天の力を借りて、海中にあったこの岩を山頂まで運んだそうな・・・
そして、王は僧から聖髪を譲り受けて岩の上の仏塔に祀ったのだそうです。
その聖なる頭髪によるお釈迦様の霊力で岩は浮いて落ちないと現在まで伝えられているそうだ・・・
そう、この岩の上にある仏塔に
お釈迦様の頭髪が祀られているのである!!
さらには岩と丘の間にもお釈迦様の頭髪が置かれており、それが岩を絶妙なバランスで保らせているのである。
そのような伝説が伝承されてはいるが、なぜこの岩が落ちないのかは今だに謎に包まれたままなのである。
お釈迦様の頭髪が埋葬されていることや、落ちないという奇跡を起こしているなどもあり、ミャンマーではとても神聖な場所として崇められ、
ミャンマーの人たちの中でも「一生に一度は行きたい巡礼地」として多くての人たちがゴールデン・ロックに訪れているのである。
仏教の国だけあって、岩に祈りを捧げるお坊さんたちもたくさん訪れていた。
ゴールデンロックを眺めるお坊さんたち。やたらとお坊さんがスマホを持っているのが気になったが・・・
ゴールデン・ロックも興味津々だが、スマホにも興味津々のようだ・・・
そして、ゴールデン・ロックの近くでは多くの人たちが深々と祈りを捧げている。
我々もこれを見習って、祈ることに
この旅の無事、そして、世界平和を願って祈りを捧げた我々だったが
ふと、ゴールデン・ロックを見ると
ゴールデン・ロックの間近にもたくさん人たちがいた・・・
えっ!?あんなとこ行っていいの??と思った我々だが、
どうやら行っても問題がないようだ・・・
そして、我々はゴールデン・ロックの全貌を目の当たりにするために
恐る恐ると巨大な岩に近づくのであった・・・
つづく